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今年の前祭 #京都 #祇園祭 #前祭 #船鉾 #大船鉾 

7月に入って祇園祭が始まりました〜

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私はもちろん京都ではないし、ましてや祇園祭の鉾町にも全く関係がありません。

 

私は、もともと東京生まれで小学校の頃に大阪に引っ越してきて、引っ越した先も万博以降にできた町で歴史も浅く、代々守っている祭なんてありませんでした。

 

でも、祭が大好き。縁日好きなこともあり、毎年縁日メニューの市場調査と称して行ける祭には伺って縁日チェックを行うことをライフワークにしているのですが、何より、代々受け継ぐ祭というものについての勝手な憧れがあるのです。

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なので祇園祭もその一つ。

京都の方には、やれ「あれは京都の祭ではない」(祇園社のお祭りで、京都全体のお祭りではありません)とか、やれ「昔はこんなに観光ありきの客寄せではなかった」(そうなるべくさせたのはあんたたちがもり立てられなかっただけ、よくある年寄りの「昔は良かった」つぶやき)とかいろいろ言われてますが。

 

現在の形は、京都という場所が観光から収入を得ようと考えた結果。これは商売です。当然です。商売しないと綺麗事ばかりでは市民生活も不眠生活も成り立ちません。ならば観光収入をやめて府税をがっつりあげたらまたそれは文句言うんだろうしね。

それに何もしない奴が「便乗商法だ」と鉾町に店を構えるところがこの時期に限定でメニューを作ったり屋台風に販売することについても文句言ってるのがいるんですけどね。お客さんもみんな知ってるよ、乗っかってるのくらい、わかった上で楽しんでるんです。

 

祭の縁日に文句言ってたら、東寺の弘法市にも文句言えよ。もともと縁日ってのはお参りに行く参拝客目当てに商売始めてるものなんだから。

何もしない奴があれこれ文句だけ言ってる状態だと私は思ってます。

それも年寄りが多いよね。本当にうざい。嫌なら自分たちでいいようにしてみろって。

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鉾町の方達が存続のため、代々受け継いで行っている大変さや、現在は休み山となっていいる鉾町の方達がいつかの復活のため取り組んでいる姿などを拝見すると、もう祭の存在感たるや。

だってね、鉾や山を存続させるだけでも結構大変。あらゆる美術品が飾られているので何百年ぶりに新調するだの、やりかえるだの。どんだけの資金がかかるか。

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実は数年前、偶然「大船鉾」の前を通りかかった時、にわか雨にあって、雨宿りをしました。そのついでに会所飾りに気づいて、「ここ、鉾ないわ」と思いました。

するとそこにいた男性が、ここは休鉾で、蛤御門の変で鉾が燃えて以来、会所飾りとお囃子のみなのだということ。でも後何年かたったら鉾は復活するんだ、それに向けて頑張ってるんだ。

というお話をしてくださいました。

 

大船鉾は、凱旋の船と言って、船鉾と対になっている鉾です。

神功皇后が身重のまま、戦いに出たのが船鉾、勝利を収めて凱旋したのが大船鉾です。

なので両方揃ってこその鉾。しかも大船鉾はしんがりを務める順番が決まっている鉾です。

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船鉾はすぐ近くで船の形をしているので、もともと人気の高い鉾。

代々、大船鉾の方達は、毎年どんな思い出船鉾を見ていたのだろうと思うとたまりませんでした。それから大船鉾さんには思い入れが強くなり。

次第に復活していく姿を楽しみに見ていました。

 

で、見事復活した大船鉾は、いまでは大人気の鉾の一つで。大船鉾の復活と共に祇園祭は前祭と後祭に別れ、昔の姿に戻り、大船鉾が後祭の最後を締めくくっています。

 

復活した年に鉾町に見にいったときはなーんもしてないのに、涙が出るほど感動しました。以降、毎年粽をいただいてます。

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ちなみに大船鉾は、あまりに人気のため、後祭なのに、前祭でも粽がいただけます。

後祭だとものすごい人なので買うの大変よ〜

 

とりあえず今日は、粽をいただくのと、諸々差し入れ買ったりしに行きました〜

 

つか、明日も明後日もくるよ。

暑いよ。

 

でも来ずにはいられません。